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鼠径ヘルニア(脱腸)手術日記2~日帰り手術病院を探す~
先日、鼠径ヘルニア(脱腸)手術を日帰りで受けたので、その病院を決めるまでの経緯を紹介します。
日帰り手術をしている医療機関は結構あって迷ったので、日帰りで手術をしようと思っている方の参考になればと思います。
3月に鼠径ヘルニアを発症して、本当は、5月の始めに家の近くの大学病院で3泊4日の入院で腹腔鏡手術を受ける予定でした。
しかし、新型コロナウイルスの緊急事態宣言の影響で手術は延期となりました。
その後、コロナが収束するのを待っていましたが、なかなか収束する気配が見えず、ヘルニアも段々大きくなってきて時々痛むようになってきたので、感染リスクの少ない日帰り手術を受けることにしました。
そこでどの病院で受けるかを決めるにあたり、ネットでいろいろ調べたところ、日帰りで鼠径ヘルニアの手術をしているところはたくさんありました。
「鼠径ヘルニア手術 日帰り」で検索すると、鼠径ヘルニアの日帰り手術をする医療機関の広告もたくさん表示されます。
そこで鼠径ヘルニアの日帰り手術についていろいろ調べるといろんなことがわかってきました。
まず、日帰りの手術でも入院手術と同様、手術法には鼠径部切開法と腹腔鏡があります。
両方の手術法を比較すると切開法は、腹腔鏡に比べて手術時間が短いのと全身麻酔をしなくていいことがメリットですが、傷が大きく痛みも強いので、やはり手術は腹腔鏡ですることに決めました。
日帰り手術を行っているところのほとんどは鼠径部切開法で自分が通える範囲で腹腔鏡手術を日帰りで行えるところは、少ないのでいくつかの病院に絞られました。
そして、腹腔鏡手術にも、術式が、TEP法とTAPP法の2つがあることがわかりました。
両者の違いは、専門のサイトに任せるとして、どちらがいいかは両論があり今のところどちらとも言えないようです。
ただ分かったことは、TEP法の方が、TAPP法より執刀医の技術が要求されるようですが、癒着が起こりにくく痛みが少ないと言われています。
また、日帰り手術は、TEP法が望ましいと書かれている情報もありました。
そこで、日帰りで腹腔鏡のTEP法で手術を受けられる、鼠径ヘルニア手術を専門にしているクリニックに決めました。
鼠径ヘルニア手術専門のクリニックの方が、何かと安心だと思ったのもあります。
余談ですが、大学病院などでの鼠径ヘルニア手術は、研修医が練習のためにやることが多いという事を聞いたことがあります。
決めたクリニックは、家から少し遠い(電車を使うと1時間20分くらい、車でもそれくらい)ので帰ってこれるかが心配だったので、とりあえず電話で問い合わせてみました。
すると、距離的には何とか大丈夫とのこと。
そして、電車で帰ってこれるかどうかを聞いたら、痛みは個人差があるので何とも言えないが、電車で帰る人もいるが、ほとんどの人はタクシーや車での迎えで帰るとのこと。
とりあえず、実際に行って先生に相談してみようと思い診察の予約をしました。
後日、クリニックに初めて行くと、入り口は、コロナ対策の換気のために開けられていて送風機で風を送っていました。
受付は、ビニールシートで仕切られていて、まず手の消毒をしてから、非接触体温計で検温されました。
新型コロナ対策は、徹底しているみたいで安心しました。
そして、呼ばれて診察室へ。
簡単な診察のあと鼠径ヘルニアと手術についての説明を丁寧にしてしてくれました。
非常にまじめな先生で好印象です。
自宅が遠いことを再度確認。
日帰り手術の場合は、自宅から1時間以内が推奨されているが、もう少し遠いところからの人もいたので、問題ないでしょうと。
帰りは、電車でも大丈夫だと思うけど、痛みには個人差があるので念のためタクシーや車でのお迎えの帰宅も予定しておいてくださいと。
車で迎えに来てもらう予定なので1時間半くらいかかるが大丈夫かと確認すると、座っている分には大丈夫ですと。
帰ってから、自分の部屋が2階なので階段を登れるか心配だったので聞くと、手術の最後に局部麻酔をして、痛み止めも飲むので階段くらいは大丈夫ですと。
そして、TEP法についても聞く、先生曰く「TAPP法で手術をするところが多いですけど、自分は両方やっていますが何もなければTEP法の方がよいと思ってやっています、と自信満々に話してくれたのでここに決めようと思った。
あと、手術記などを見ると、手術前に浣腸をしたとか尿道カテーテルが痛くてしょうがなかったとかあって心配していたので、これも確認したら両方ともしないという事も決め手となりました。
手術の予約状況は、混んでいるので大体2~3週後。
手術日は、火曜日~土曜日の午前中2回やっていて、時間は、9:00と11:00。
ほとんど、このクリニックでやってもらうことに決めたので、この日に検査して手術日を予約することができたが、もう一度帰って日にちなども検討するために、この日は、検査をせず後日改めて検査と手術日の予約をすることにした。
後日、念のため、他の日帰り腹腔鏡手術をしている病院にも行ってみたが、やはりここのクリニックの方がいいと判断して、後日検査に行って手術の予約をしました。
あとは、手術をするのみです。
かなり不安です。
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(2020年08月15日)
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