▲TOP > 健康
約20年振りの抜歯(親知らず)
約15年ぶりに抜歯した。 しかも親知らず(左上)。
抜歯に関しては、トラウマがある。
最初は、小学生の頃。 虫歯の治療で歯医者に行った時、下の前歯2本が生え変わりのため少しぐらぐらしていたのを予告もなく突然指で手前に引いて抜かれた。
次は、20年ほど前。 ある日の夜、突然歯が痛み出し、相当腫れて眠れなかったので、次の日会社のそばの歯医者へ飛び込みでいったら、なんとおばさん一人でやってるめちゃくちゃ汚い歯医者だった。 違う歯医者とも思ったが痛くてたまらなかったのでお願いすると、麻酔も効かないうちに歯を抜き始めた。 あまりの激痛に大声で悲鳴を上げたが、おばさんは「痛くない!」と言って強引に抜いてしまった。 本当に激痛なんてものじゃなくて、大声で悲鳴を上げたのは後にも先にもこれ1回。 その5年後に別の歯医者で歯に麻酔の注射をされる時、その注射針を見ただけでフラッシュバックして不覚にも気絶してしまった。 それほど体も防衛本能が働くくらいすごい痛みだったのだ。
昔、歯を抜く拷問があったらしいが納得である。
そんなトラウマのおかげで、歯医者から遠ざかり、歯がほとんどぼろぼろになってしまっていた。
今回は、ちゃんと噛むための最後の歯の詰め物が取れてしまって、もうやばいと思い観念して歯医者へ。
この親知らずは、かなり前から虫歯になっていたもの。
前日から、かなり憂鬱。 しかし、「これからの人生のために歯を今のうちに直しておこう。今直さないと将来もっと辛くなる。」と言い聞かせていた。
とにかく、気絶することが心配。恥ずかしいし、迷惑がかかる。
重い足取りで歯医者へ。 腹を決めて診察台へ。 この時、トラウマの話を医者に伝えて一安心。と思ったら、顔にタオルをかけられた瞬間に、一瞬フラッシュバック。 「やばい」と思い。 「気分が悪いです。」と。
しばらくすると落ち着いてきたので、医者も「麻酔を確認しながらゆっくりやりましょう。」と。
とりあえず、タオルはかけずに目をつぶっていた。
まずは麻酔の注射。 今は麻酔を打つ前に打つところも麻酔を塗るようで針の痛みはない。
麻酔が効いたのを確認して抜歯開始。 途中、かすかに痛みがあったので麻酔の追加。
しばらくゴリゴリして、あとどれくらいかかるのかなと思っていたら、「はい抜けましたよ。」 「えっ!」 このお医者さんがうまかったのか、ほとんど痛みはなく、早めに抜けた。
無事終了。
化膿止めと痛み止めの薬と抜歯後の注意書きをもらい帰宅。
血はなかなか止まらなかったが、麻酔が取れてからもあまり痛みはなかった。
やっぱりあの医者はうまかったのかな?
歯医者は基本的に手先の仕事だから、うまい下手は絶対あるよね。
とりあえず無事終了して一安心。 根が残っている歯などをあと3本くらい抜くので、次回からは気絶の心配はなくなりそう。
でもやっぱり憂鬱だ。
(2009年10月06日)
|